起きたのは深夜1時。
場所は、エジプトの首都カイロの中心部にある安宿。
安宿ですが、なぜか15階建て高層ビルの最上階という立地。
なので窓からはこの景色。
荷物をまとめてチェックアウトし、
流しのタクシーをつかまえて空港へと向かいます。
定刻通りに出発。
アテネで約1時間半の乗り継ぎを経て、
朝10時過ぎにブルガリアの首都・ソフィアに到着しました。
これがソフィア空港。
こじんまりとした空港で、
外に出ると雪をかぶった山々が見えます。
空港と隣接している地下鉄駅からメトロに乗って、
街の中心部を目指します。
まず向かったのは、セルディカ・バスターミナル。
というのも、今夜はブルガリアに泊まらず、
隣国のマケドニアの首都スコピエまで移動してそこで泊まろうと考えているので、
そのバスチケットを探しにきました。
16時発の便があったので購入。
料金は30レブ(約2000円)、所要5時間の道のり。
バスの出発まで4時間ほどひまなので、
バスターミナルで荷物を預けてソフィア市内観光に出かけます。
再び地下鉄に乗ってバスターミナルから2駅、
街の中心であるセルディカ駅で下車。
駅の構内には、聖ペトカ地下教会。
すぐそばにはバーニャ・バシ・ジャーミヤというイスラム教のモスク。
この景色だけでもこの国の宗教の多様性を感じさせます。
そして目の前にドカンとそびえているのが、旧共産党本部。
共産主義特有の、この巨大で無機質な建築、なかなかにたまりません。
現在中に入ることはできないので、外から眺めて終了。
さらにしばらく歩くと、聖ニコライ・ロシア教会に着きました。
バルト三国を旅した時にたくさん見た、
玉ねぎ型のロシア正教の教会です。
そしてさらに歩くこと10分。
ソフィア観光の目玉でもある、
アレクサンダル・ネフスキー寺院に着きました。
バルカン半島で最も美しい教会とも言われており、
収容人数5000人という規模を誇ります。
外観も美しいですが、内装も豪華絢爛。
教会の隣には記念碑と共に、桜の木が植えてありました。
ブルガリアと日本にそんな関係があったとは知りませんでした。
しばらくゆっくりしたあと、再び地下鉄の駅の方面へと戻ります。
ここからはぼくの趣味でもあるバザール(市場)巡り。
「セントラル・ハリ」という、歴史的な建物を利用した市場を訪れました。
内部はがらんとしていて少しさみしい雰囲気。
なぜか台湾料理屋があったので、焼きそばを注文して食べました。
美味い。
そろそろいい時間になってきたので、バスターミナルへと戻ります。
定刻通りの16時に出発。
2時間ほどで国境に着きました。
パスポートが回収され、スタンプが押されてブルガリアを出国。
50mほど走ってから再びパスポートが回収され、
スタンプが押されてマケドニアに入国。
バスから降りずに出入国できるとはかなり便利です。
さらに2時間ほど走り、
ブルガリアの首都ソフィアを出てから約5時間後の20時過ぎにマケドニアの首都スコピエに到着。
両国の時差は1時間。