朝起きたのは5時。
場所はメキシコのリゾート地・カンクンのホテル。
翌朝の未明にカンクンを発って首都のメキシコシティに向かうので、
実質今日がカンクンで過ごす最後の日。
今日は海でシュノーケルをして魚を見るか、それともセノーテに泳ぎに行くか迷いましたが、
魚は世界中どこでも見られる、メキシコにしかないセノーテを見に行こう、
ということでセノーテに行くことにしました。
セノーテは昼ごろになると観光客がたくさん来て水が濁ってしまうらしいので、
とにかく朝早く到着するのが重要。
狙うセノーテは、カンクンからバスで約2時間半の距離にある、
「グランセノーテ」というセノーテ。
特に透明度が高いそうです。
どれも100USD(約11000円)ほどかかってしまい高すぎるので、
自力でバス2本とタクシーを乗り継いで行くことにしました。
手間はかかりますが、そうすると往復560ペソ(約2800円)ほどで行くことができます。
眠たい目をこすり宿を出たのは朝6時過ぎ。
カンクンの街を巡回しているバスに乗り、
リゾートエリアを離れ、ダウンタウンの中心に向かいます。
ADOバス社のバスターミナル前で下車。
グランセノーテは、カンクンから150kmほど離れたトゥルムの街のすぐ近くにあります。
というわけで、まずはそのトゥルムの街に向かう長距離バスのチケットを購入。
片道で買ってしまうと、帰りに足元を見られて高値でチケットを売りつけられることがあるので、
往復チケットを購入します。
往復340ペソ(約1700円)、
エアコン付きの指定席バスなので大満足。
バスが来るまでターミナル内で時間を潰します。
ターミナル内の店でカップ麺を発見したので購入、
店のおばちゃんに作ってもらいます。
おばちゃんはカップ麺に冷水を注ぎ、それを電子レンジで加熱しはじめました。
「そんなのありかよ!?」と思いパッケージを見ると、
「電子レンジ禁止」と大きな文字と書いてありました。笑
さすがラテンアメリカ、なにもかも適当です。笑
ただ、出来上がったカップ麺のお味は最高!
日本のマルちゃん製麺が作っているもので、
南米のアルゼンチンでも見かけました。
そうこうしているうちにトゥルム行きのバスが来たので乗り込みます。
バスは定刻通りの7時10分にカンクンを出発し、
素晴らしいことに定刻通りの9時40分にトゥルムに着きました。
トゥルムの街の中心にあるバスターミナルからグランセノーテまでは約5km。
歩くには少し遠いので、タクシーを使います。
どうやら定額のようで、片道100ペソ(約500円)。
10分ほどでグランセノーテに到着しました。
入場料は180ペソ(約900円)。
さっそく水着に着替え、シュノーケルを借りてセノーテへの階段を降ります。
セノーテの水の色は、
コバルトブルーの絵の具をぶちまけたような異様な色をしていました。
あまりにも透明すぎるとこんなことになるんでしょうか。
そしていよいよ泳ぎます。
いや、水冷てぇぇぇぇ!!!!!
いくら熱帯とはいえこれは地下水、
さすがに寒すぎて10分ほどで限界です。笑
セノーテの水中に日光が差すことで見られる、
有名な「光のカーテン」ですが、
生憎の曇り空で今日は見られないよう。
1時間ほど粘りましたが、寒いので諦めて水から上がります。
そろそろ帰ろうか、と言っていた12時ごろ、
雲の隙間から一瞬だけ太陽が顔を覗かせました!
慌てて水中の様子を覗き込むと………
見えました、光のカーテン!!!
午後になり観光客が増えて水の透明度は下がってしまっていますが、
これはたしかにすごい!
満足して荷物をまとめ、グランセノーテを後にします。
再びタクシーに乗って、トゥルムの街のバスターミナルに向かいます。
バスターミナル到着したのは12時過ぎ。
カンクン行きのバスは13時発なので、
それまで昼食を食べて時間を潰すことにします。
適当にホットドッグを買って食べ、のんびりしているとバスが到着。
バックパッカー旅の、この何気なくバスターミナルで過ごす時間とかが大好きです。
帰りも同じく2時間半の道のり、
ブログを書いたり昼寝したりしながら過ごします。
日付が変わった深夜2時20分発の飛行機でカンクンを発ち、
首都のメキシコシティに向かうので、
それまでホテルで仮眠をとることにします。
では、おやすみなさい。